「歯医者さんのお世話になったことなど、今までに一度もない」と言う人は、おそらく一人もいないでしょう。
多くの人が歯が痛くなって歯医者さんに通ったり、歯科治療を受けたという記憶はなくても小学校や中学校時代に歯科検診などで歯医者さんのお世話にはなっているはずです。

歯科治療には、保険が適用されるものと適用されないものがあります。
歯を見れば、その人が貧乏な人なのか富裕層の人なのかがわかる、とよく言われます。
保険適応外のつめ物や被せ物を使っているかどうかで分かる、ということです。

貧乏な人は経験の浅い歯科医が治療をして、富裕層の人は技術力がある歯科医が治療をするという訳ではありません。
貧乏でも技術力のある歯科医に治療してもらうことはできるし、富裕層の人でも技術力の乏しい歯科医に当たってしまうことはあるでしょう。
外観は綺麗で豪華そうな歯科クリニックでも、技術力のない歯科医が歯科治療を行っているというケースはあります。

日本の場合は、技術力で治療にかかる費用に差をつけているのではなく、つめ物や被せ物の材質で差をつけています
プラスチックやパラジウム合金は保険診療で治療できますが、オールセラミックやメタルボンドと言う中は金属ですが外側はセラミックの材質やセラミックとプラスチックの中間的な材質のハイブリッドクラウンは、保険適応外です。
保険診療で使っているプラスチックは、割れやすいことや長年使用するとすり減っていくこと、唾液を吸収して変色することなどがデメリットです。

パラジウム合金は、金属アレルギーの問題があります。
そして見た目が良くありません。
長年使用すると黒ずんでくることもあります。
しかし、すり減りにくいです。

保険診療の治療が、安かろう悪かろうという訳ではありません。
それぞれのメリットとデメリットを考えて選ぶことが重要です。
高齢者の場合は、高額な費用を支払ってまで保険適応外の材質を使う必要があるかどうかをよく考える必要があります。
保険適応外の材質しか勧めない場合や、耐久年数の目安をきちんと説明してくれない歯科医は問題があるかもしれません。

また、芸能人などの歯を見ると歯並びも良いし歯の色も白くて綺麗です。
このような歯並びを綺麗に整える技術や歯を白くする技術も、近年は歯医者さんで受けることができます。
しかし、これらは保険適応外になっています。
自費診療という形で、これらだけを専門に行っている所も増えています。
美容院へ行くような感覚で歯を綺麗にしてもらいに通っているようです。

自費診療の歯科を選ぶ際は、治療費の相場を調べることが重要です。
そして、費用の説明もしっかりとしてもらいましょう。
すべて込みの値段なのか、提示された金額に毎回プラスアルファの費用が発生するのかも確認しましょう。
電車の吊り広告に書いてあった費用と全然違う、などのトラブルも発生しています。

虫歯や歯周病対策には予防歯科へ行こう

保険診療と保険適応外の自由診療では材質に違いがあるとはいえ、日本の歯科治療にかかる費用は海外と比べると少ない方だと言えます。
もしも海外で歯が痛くなったら、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

ニュージーランドでは、口の中を見てもらうだけで7000円前後必要です。
日本なら5000円ほどで簡単な歯科治療ならできますが、ニュージーランドではちょっとした治療でも2万円前後必要になります。
イギリスは保険診療と自費診療の歯医者さんをきっちりと分けていますが、保険診療の歯医者さんは予約が取りにくくて、半年待ちもザラです。
自費だと、ちょっとした治療でも数万円かかります。

このように海外では、歯科治療の費用が日本の数倍から10倍もの費用がかかります。
それを思うと日本の保険診療は、ありがたいと言えるでしょう。
そして日本の歯科治療は現在は昔と違って、いろいろと変わってきています。
昔は訪問歯科などありませんでした。
寝たきりの人であっても、家族が抱きかかえるなどして車やタクシーで歯医者さんまで連れて行って治療を受けるしかありませんでした。

しかし現在は、歯医者さんや歯科衛生士さんが患者さんの自宅に来て、口腔内の清潔を保つマウスケアや歯科治療を行っています。
寝たきりの人や通院が困難な人にとっては、自宅でマウスケアや治療を行ってもらえるということは、大変ありがたいです。
口の中を清潔にすることで、高齢者の死亡原因で一番多い誤嚥性肺炎の予防にもつながっています。

昔は歯が痛くなったら歯医者さんへ行くという感じでしたが、現在は予防する時代です。
定期的にチェックを受けて、歯石を取り除くことが大切です。
予防を怠って駆け込むように歯科受診になってしまった場合の歯科治療費と、予防をきちんと行った場合の歯科検診代を比べると、予防をきちんと行った場合の方が総額費用は少ないことが判っています。
現在は、歯が痛くなる前に、食事が楽しめなくなる前に対策を講じることができる時代です。
痛くなってから歯医者さんに駆け込むのではなく、予防のために歯医者さんに行く時代です。
「歯が痛いわけでもないのに、わざわざ歯科検診や歯石を取り除いてもらうだなんて、そんな経済的な余裕はない」と言う人も多いですが、予防することこそが不必要な歯科治療費を抑える最善策だと言えます。
かかりつけの歯医者さんはありますか。
まだかかりつけの歯医者さんがないと言う人は、ぜひ、かかりつけの歯医者さんを持ちましょう。
特に大阪などの大きな都市になると膨大な数の歯医者さんがいます。
その中から優秀で信頼できるかかりつけの歯医者さんを見つけるのは意外と難しいでしょう。
しかし、歯科治療を大阪の北浜で行うのであれば簡単に腕の良い歯医者さんを見つけることができるかもしれません。
かかりつけの歯医者さんを見つけたいなら一度行ってみることをおすすめします。